コロナウイルスによる規制も各国で緩和されはじめた今、インドへの入国はPCR検査の陰性証明書もしくはインドで摂取したコロナワクチン接種証明書でもOKになりました。

また、インドへの観光も日本人もしくはアメリカ人であれば10年の観光ビザが発行されるようになるというメディアからの発表もあり、長期の観光にこれから来やすくなるはず!(2022年4月現在)

ですが、日本への入国・帰国時には出国72時間以内に検査をしたPCR検査の結果を元に、日本政府指定のフォーマットへお医者さんに書いてもらう必要があります。

これが結構厄介ですよね。

これからインドへ旅行を予定されている方々から、インドでの日本帰国時用のPCR検査取得について私のところにお問い合わせが増えているので、難易度別に検査証明書の取得方法を3通りご紹介します。

【難易度★★】最安!PCR検査証明書を取得する方法①

英語もしくはヒンディー語が必要になり難易度は高いですが、取得費用が合計800円くらいで済む方法です。こちらはデリーでの方法になります。

STEP 1.無料検査所でPCR検査(予約必要なし)

世界遺産のクトゥブミナールやおしゃれなお店が集う南デリー地区では毎日無料で病院、駅構内、政府施設などの公共施設でPCR検査が行われています。

(検査がどこで行われているかは毎日サイトでアップデートされています→ https://dmsouth.delhi.gov.in/free-testing/

検査所に行ったら、インドの携帯番号と名前をスタッフに伝えてPCR検査をしてもらいます。

24時間以内もしくは24時間後以降にSMSで検査結果がURLで送られてくるので、URLを開くとPDFで検査証明書が開けます。

STEP 2.町医者で陰性証明書をもとに政府指定フォーマットに記入してもらう

前回、私が日本に帰国した時にお世話になった町医者。

インドには日本のように町医者がたくさんあるので、印刷した日本政府指定のフォーマットと無料検査所から送付されてきたPCR検査陰性証明書を持ってお医者さんにフォーマットへ記入してもらいましょう。

私が前回の日本帰国時にお世話になった南デリーのDR.JAGPAL HEALTH CARE CENTRE では、診察代と記入費用合わせて500Rs(800円)でした。

上記の町医者は近所に日本人向けホテルがあり、日本人の対応にも慣れているので安心です。

方法①まとめ

料金
・500Rs(800円)ぐらいから
利点
・とにかく安い
難点
・検査所と町医者の2件はしごしなければならない
・検査所から検査結果が来るかわからない。24時間経っても検査結果がこない場合は、英語やヒンディー語を使って検査所の担当者にリマインド連絡しなければならない

インド在住者でもこの方法はリスクが高いので、旅行者にはオススメしませんww

【難易度★★☆】PCR検査証明書を取得する方法

有料の検査所(ラボ)でPCR検査をし、町医者へ出向いて政府指定フォーマットへ記入してもらう方法です。インド全土でできる方法です。

STEP 1.検査所(ラボ)へ電話して予約する

近くの検査所へ電話・WEB予約、不安であれば検査所へ出向いて直接PCR検査を予約しましょう。

インドには全国に支店展開をしている検査所がたくさんあります。また、検査料金は州によって定まっているので検査所による料金の違いはありません。

デリーのPCR検査料金

検査所でのPCR検査:300Rs(480円)
家やホテルに検査師を派遣する出張PCR検査:500Rs(800円)

支店展開をしている有名な検査所(ラボ)リスト

Dr.Lal Path Labs(黄色いロゴがトレードマーク)
SRL Lab (ドバイやネパールにも支店展開しているらしい超有名ラボ)
DR DANGS Lab (支店展開はデリーNCRのみ。Whats upで予約できるのが便利)

STEP 2.検査所(ラボ)にてPCR検査をする

予約した時間に検査所(ラボ)へ出向いて検査をしてもらいましょう。

インドでは大抵どこのラボでも出張検査ができるので、ホテルに検査士を呼ぶことも可能です。

STEP 3.町医者で陰性証明書をもとに政府指定フォーマットに記入してもらう

検査所(ラボ)からSMSやWhats upなどで、陰性証明書が送られてきたら、印刷した日本政府指定のフォーマットと無料検査所から送付されてきたPCR検査陰性証明書を持ってお医者さんにフォーマットへ記入してもらいましょう。

インドには日本のように町医者がたくさんあるので、そこでお医者さんに頼みましょう。

前回、私が日本に帰国した時にお世話になった町医者。

私が前回の日本帰国時にお世話になった南デリーのDR.JAGPAL HEALTH CARE CENTRE では、診察代と記入費用合わせて500Rs(800円)でした。

方法②まとめ

料金
・検査料金300Rs(480円)+診察代と記入費500Rs(800円)=合計800Rs〜(1200円〜)
利点
・安い
難点
・検査所(ラボ)と町医者の2件はしごしなければならない
・検査所(ラボ)や町医者とのやり取りで簡単な英語が必要

【一番安心】PCR検査証明書を取得する方法③

インド都市部の日本人通訳が常駐している病院やクリニックでは、PCR検査から政府指定フォーマット取得まで一括して手続きをしてくれます。もちろん、予約から検査証明書取得まで日本語です。

英語に自信のない方や、不安な方は一括して日本人通訳付きの病院やクリニックで頼むのが安心ですね。

方法③まとめ

料金
・3000Rs〜(4500円〜)
利点
・一括して全て手続きをしてくれるのでラク
・予約から検査証明書取得まで日本語が使える
・方法①、②と違って安心感がある

まとめ

インドはPCR検査に政府の援助があり近隣諸国と比べても格段に安いので、PCR検査の料金を心配する必要はないと思います。ですが、インドはご存知の通りなんでもありの国。検査方法も様々な方法があり煩雑なのは確かです。

費用を抑えたいバックパッカーさんは難易度高めですが、方法②がお勧め。

英語に不安があり、心配なバックパッカーさんや旅行者は方法③。

ビジネスで来ていて、お仕事以外のことにさく時間がない出張者さんも③の方法をお勧めします。

注意

日本への入国条件は都度変更されているので、外務省のHPから最新の情報をよくご確認ください