ナマステ。インドで生息している、りかザキ@ricazakiです。
インドの首都デリーのお隣、日本人が沢山住むグルガオンという街に1年半住んでいたのですが、デリーに引っ越すことになり、インドで初引越し体験をしました。日本でも「引越し」ということをしたことがないのに、、。
キャリーケース3つで移動できるくらいの荷物しか持っていなかったのに、1年半で服やキッチン用品や家具などは増えに増え、今回は流石に業者に頼まなければいけなかったのでインドの引越し業者さんに頼んでみたときの体験談です。
まずは業者選び
インドにも日系の有名引越し業者のヤマトさんや日通さんがありますが、言うまでもなく「日本ブランド」という付加価値がかかってお高いので、インド現地の引越し業者をネットで検索して選びました。
1.日本でいうサカイ引越的な、インドの大手引越し屋「Agarwal Packers And Movers」
「pack&move gurgaon」と検索をかけて、インドの引越し大手で各地に支店のある「Agarwal Packers And Movers」が出てきたので見積もり連絡をしてみることに。電話での連絡方法しかなかったので、電話をしてみると「明日ビデオ電話で運ぶものを写してください。そこから見積もりをします。」と言われ、面倒くさかったので一旦保留にして違う引越し業者を探しました。
2.テック系引越し屋「Shift Karado」
次に目星をつけたのが、スマホからサイトやアプリにアクセスするだけで引越し手続きが完了するテック系引越し屋の「Shift Karado」。
2016年に出来たばかりのテック系引越し屋ですが、1996年から引越し屋をしている会社がローンチしたものなので20年以上の歴史がある引越し屋です。
ウェブサイト上で見積もりをし、私の引っ越しの場合は「12,000Rs」とのことでした。
3.引越し仲介業者の「Happy Locate」
色々検索していくうちに次に見つけたのが、引越し業者ではなく、中小の引越し業者を仲介してくれる仲介業者の「Happy Locate」。
早速、電話で問い合わせるとメールでとある引越し業者を使用した場合の見積書を送ってくれました。値段は「12,600Rs」。
他の引越し業者の場合の見積書もこれから沢山メールで送ってくるとのことでしたが、何回も電話をしてくるのがウザったらしかったのでこの仲介業者を使うのは諦めました。
引越し業者は”テック系引越し屋”の「Shift Karado」に決定
引越しは3日後ということもあって、急いでいたので、対応が早かった「Shift Karado」に決定。
WEB上で運ばなければいけないアイテムを選択して、見積書を出します。
アイテムを選択するときに、家に置く用のお寺(↑Prayer Unit/Mandir)がありました。インドっぽい〜。
あとは、打楽器のタブラ(↑Tabla)もありました。日本との違いにちょっとワクワクします。
・4人がけの食卓テーブルと椅子
・3人がけのソファ
・洗濯機
・2つ扉の冷蔵庫
・段ボール数個(キッチン用品、食材、雑貨、服)
私の場合、今回運んでもらうアイテムは上記のリストの通り。
引越し料金は「12,000Rs」と3日後の引越しということもあり、想定よりも少しお高め?(何千Rsでいけると思ってた…)でしたが、とにかく急いでいたのと、安すぎても後から変な請求されるのが嫌だったのでこれで決定。
What’s upで担当者とやり取りをし、引越し料金の20%をオンラインで支払いました。
ですが、その後に「エレベータがないので、階段を登って荷物を上げなければいけないから2000Rs追加させてください」との連絡。
いやいや、予約が確定して前金も払ったのに「階段を使わないといけないから、料金追加させて…」は論外すぎるでしょ。ということで、もちろん支払い拒否。
拒否すると、「わかった」と返事が来ましたが、次の日にまたwhat’s up が来ました。
次は、「1,000Rs追加してもいいかい?」というメッセージ。もちろん拒否し、払っていませんが、こういう”ワンチャンス”を狙ってくるカルチャーには本当にイライラしてしまいます。ましてや、最終金額を決定して後に。
というような、”インドあるある”がありましたが、あーだこーだしているうちに引越し当日になりました。
引越し当日
ついに引越し当日になり、朝の8:30ぐらいに到着予定だったトラックとスタッフは予定時刻より前に家の前に到着していて、予想外でした。絶対遅れてくると思っていたのでね…。
20〜30代くらいのお兄さん達が、早速家具を布で手際良く包んでくれました。思っていたよりも丁寧です。
その他の小物や衣類は段ボールに詰めていきます。日本とは違い、段ボールは使い回しです。(何回もテープで修復されてて汚い….)
なので、引越しが終わった瞬間に中身を即座に取り出して業者にその場で返却しなければなりません。
エレベーターがないので、階段で4階から地上まで荷物を運ばなければならないのですが、洗濯機や冷蔵庫などの重いものもスタッフ1人で慣れた手つきで運んでくれました。
今回荷物の運搬をしてくれたスタッフ3人全員、”筋肉質のマッチョ”ではなかったのですが、力の使い方が上手くて「さすが」といった感じでした。
玄関前にどんどん荷物が運ばれていきます。
キッチン用品や食材なども簡単に梱包して段ボールの中に詰め込んでもらい、トラックに全ての荷物を積み込むまでの作業で合計約4時間ほどかかりました。結構長丁場….?
まあ、体感気温40度くらいの夏の時期(エアコンなし)で休憩時間をとりながらの作業だったのでこのくらいの時間はかかってしまいますよね….。
ここから、車で30分かけて移動し、無事にグルガオンからデリーに引っ越すことができました。
暑い中、4階のグルガオンの家から4階のデリーの家まで階段で荷物を運んでくれたスタッフの方々には感謝感謝です。
最後に:インドの引越し会社で気を付けなければならないこと
今回の引越しは上記の引越し屋3つ以外にも連絡していたのですが、連絡していくうちにどんどん私の電話番号が他業者にも広まってしまい、
“存在するのかも危うい”胡散臭い引越し会社からも何件か電話やWhat’s upで営業メッセージがきました。
話にのっていたら前金だけ取られて、”引越し当日に業者が来ない”ということもあったかもしれません….。
なので、上記3つのような、ある程度有名な引越し業者に見積もりをまずは頼んでみるのが安心です….。
あと、私の場合は数日後の引越しで、焦って業者を決めてしまったこともあり相場よりも少し高めの金額を払いました。
今回私が引越しを頼んだ「Shift Karado」ではなく、引越し仲介業者の「Happy Locate」から最終的に7,000Rsの見積もりが来ていたので、グルガオンからデリー間で私ぐらいの荷物量であればこのくらいの金額で引越しできるのかもしれません。