インドのお家で飾られていた写真
インドの田舎村のとある家族のお家にお邪魔させてもらった時に発見した、壁に飾られているお母さんの写真に私は衝撃を受けました。
(※スタンプでお顔を隠しています)
なんともいえない合成感と、謎のポーズと謎のひじかけ、そして右上にも写真が1つ。
しかも肩から上を切り取っただけの顔写真。
日本の写真スタジオでは絶対ありえない写真構成に軽くカルチャーショックを受けましたw
実際に自分も撮ってもらった
衝撃的な写真をみてから1年経ち、まだインド人宅に飾られていた写真のことが忘れられなかったため、次回インドへ行くときは「必ず自分の写真も作ってもらおう」と決めていました。
インド人の友達に「こんな感じの写真どこで撮れるの?」と衝撃を受けたお母さんの写真を見せながら聞くと、
「あー、いろんなところに写真スタジオがあるからそこで撮れるよー!」とのこと。
「PHOTO STUDIO」の看板を探しながらデリーのマーケットを歩いていると、早速見つけたので、実際に自分も写真を撮ってもらいました。
写真の用途や希望の雰囲気などを店員さんと打ち合わせて、早速撮影に。
「はい、この鏡見ながら髪の毛とか整えてねー!」と言われたので、とりあえず軽く手ぐしで髪の毛を整えました。
鏡の下の床にはクシが散らばっていました。
「ちゃんとした所にクシ置いてよ、、衛生面。まぁ使わんけど。」と思いながら、店員さんに指示されとおりに椅子に腰掛けます。
座る角度などを色々変えながら数パターンほど撮ってもらいました。
たった1分ほどで撮影は終わり、どの写真を現像するか選び、早速編集してもらいました。
要望通り、編集画面には神様クリシュナが登場。
私の顔写真も登場しました。
クリシュナ神と合体。
そして、要望したインド式スタイル?の顔写真複数枚重ね合わせ。
編集が終わったら、最終確認をしてもらい写真を現像してもらいました。
「うちでは日本製の機械を使ってるよ〜!」と教えてもらい、
印刷を待つこと数分。
出来上がりがこちら、、!!
なんともいえないこのチープ感と独特な配色。独特な構図。
そして、割としっかりとした台紙に入れてくれています。
データ転送のサービスもしていて、
iphoneにも写真を送ってもらいました。
もう一軒写真スタジオに行ってみた
インドの中心に位置する都市、ナーグプルのマーケットにあった写真スタジオ。
カメラ機材なども売っている写真スタジオで、おじさんが1人で営んでいました。
壁には家族写真や結婚写真が飾られているのを見る限り、この写真スタジオの写真スタイルはいたってシンプルでよくあるノーマルな写真を撮影してくれるような感じがしました。
写真の構成パターン例を何枚か見せてもらい、早速全身写真を撮ってもらうことにしました。
このポツンと置かれた椅子に座っている姿を撮ってもらいます。
「はい、コームが置いてあるこの鏡で顔とか髪の毛とか整えてくださいねー。」
と指示され、
もちろん置いてあるコームは気持ち悪いので使用せずに手ぐしで髪の毛を軽く整えて椅子に座り体制を整えました。
特に姿勢や座り方の指示もなく、「はい、撮りまーす。」の合図で数枚シャッターが切られました。
写真が出来上がるのは夕方以降(撮影時はお昼頃でした)ということでお店を一旦出て、夕方に写真を撮りに行きました。
どんな写真になっているのか、もちろん少しワクワクしながら写真を受け取りました。
出来上がりの写真はこちら、、!
割としっかりとした台紙に入れられています。
この写真館も期待を裏切ってきませんでした。
なんともいえない背景の配色具合。チープ感。インドクオリティ。
そして姿勢を指示されなかったために、猫背のまま写ってしまいました。
日本の写真スタジオの場合は必ず姿勢は指示されますし、猫背のまま写真に写ってしまうと、「撮ったお店側が姿勢を指示しなかったから悪い」ということになり、クレームになるのではないでしょうか。
ですが、ここはインド。「全ては自己責任」の世界でもあります。
この猫背も自己責任です。