インドのデリーは、さすが首都だけあって買い物がとてもしやすいです。
現地の人が好んで買うものから観光客が好んで買うものまでなんでも揃います。
ですがエリアによって買えるものの種類がかなり異なるので、「デリーの比較的大きなショッピングエリアを攻略した筆者(自称)」のこの記事を読んでから目的に合わせて行ってみましょう。!!
UBERやOlaなどのタクシー配車アプリも普及しているデリーですが、以下のショッピングエリアはタクシーよりもより安いデリーメトロで行ける範囲で駅から徒歩圏内の場所です。
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お土産をまとめて買うならココ!インドの特産品が揃う「DILLIHAAT」
最寄りはメトロのピンクラインとオレンジラインの「INA」駅。
車内アナウンスで「INA デリーハート」と流れます。
このDILLIHAATというマーケットはチケット制で入場できるようになっており、チケットの値段は私たち外国人は100ルピー、インド人は30ルピーです。
チケット売り場の前にもDILLIHAATに便乗して(?)、アクセサリーなどが路上で売られています。
便乗して(?)売られているアクセサリーたちも安くて可愛いです。
ですが、DILLIHAATは門をくぐってからが本番です。
チケットを見せて門をくぐると、まさにインドのショッピング天国、、!!
カラフルなストールや、
ヒンドゥー教の神様の絵やインドの神話に基づいて描かれた絵画、
日本でも日常的に履くことができそうなサンダル、
これまた日本でも日常的に使えそうな、インドらしさがちゃんとあるスカート、
手刺繍のスカーフたち、
キラキラしたインドらしいカバンたち、
ピアスやバングル、ネックレスなどのアクセサリーなど。
見ているだけでお腹いっぱいになるくらい様々なお店が集結しています。
主に服やファッション雑貨を取り扱っているお店が多いですが、スパイスやお紅茶なども売っているお店もあるので、バラマキ土産なども見つかります。
また、日本では高いリアルシルバーのピアスなどもここで何百円代で買うことができます。
1つのマーケットにインドらしいものが綺麗な状態で集まっているのはデリーでここだけです。いや、インドでもここだけかもしれない。
なので、入場料を払ってでも行く価値はあります。
短期間の旅行で、買い物をするのにあちこち回る時間がないという人には特にオススメの場所。
※観光客向けの場所なので値段がふっかけられます(「あれ?ちょっと高くないか?」と思ったら、値切りはお忘れなく)
このDILLIHAATでの私のお気に入りはこれでした。
携帯とティッシュぐらいしか入らない、最初から少し重みがあるバック。
日用品が揃う「INAマーケット」
INAマーケットは先ほど紹介したDILLIHAATから道路を挟んで反対側にあります。DILLIHAATのついでに寄っておきたい場所です。
ここINAマーケットはDILLIHAATとは違い、”THE観光客向け”というようなマーケットではありません。
観光客向けというより、現地の庶民向けまたは現地に住む外国人向けのマーケットだなと感じました。
輸入ものの食料品を取り扱うお店がいくつか点在していました。
野菜や果物はもちろん、スパイスも売っている店もあります。
食器や服や下着、生理用品に到るまで生活用品がたくさん売っていたので、ここに来れば日用品はなんでも揃います。
そしてこのINAマーケットの他のマーケットと違うところは、どこかの学校のユニフォームが販売されていたことと、
ウィッグやエクステ(しかもカラー)が売られていたことです。
このマーケットにはアフリカ系のお客さんたちがたくさんいたので(私が行ったときだけかもしれないが)、その方達が使う用ですかね?!
ダンサーがつけていそうなこんな感じのウィッグやエクステがインドで売られているのを一回も見たことがなかったので衝撃でした。
とにかく安いものが欲しいなら「サロジニナガールマーケット」
観光客向けではなく、現地人向けの安いものを見つけるならサロジニナガールマーケット!
サロジニナガールマーケットはメトロのピンクライン「Sarojini Nagar」駅を降りてすぐの所にあります。
1番出口がマーケットから近いです。
”ちゃんと機能しているのか謎の門”をくぐり抜けるとマーケットの始まりです。
日曜日は特にいつも大混雑しているらしく、私が行った日曜日もスムーズに歩けないほど大混雑していました。どこを見渡しても人、人、人。
そしてマーケットに鳴り響く、各店の売り込みの声で熱気があふれていました。
マーケットの面積は、食事を挟んだりしながらのんびり見ていると半日が終わってしまうくらい広いです。
このマーケットで手に入れることのできる一番の目玉商品はなんといっても激安クルティや激安Tシャツ!!
YouTubeのロゴマークがプリントされている著作権的にアウトであろうTシャツもたったの100ルピー(約160円)です。笑
現代風のワンピースも色んなお店で売られています。お値段は300ルピー〜400ルピーなど(約480円〜640円)。
カラフルなスカーフたちもたった100ルピー。
このサロジニナガールマーケットで頭からつま先まで全身揃えても、最低価格約500ルピー(約800円)で全身コーデ揃えることが出来そうです。
「サロジニナガールマーケットでどれだけ安くどれだけオシャレに決めれるか対決」を仲間を集めて次回してみたいです。
マーケットに店を持たず、「野球場のビールの売り子方式」でマーケット内を歩き回って商品を売る人たちも数多くいます。写真はサングラスを売り歩く人。
サングラスのみならず、ピアスやブレスレットを売り歩いている人たちも多く見かけました。
路上に座り込んで植物を売っている人たちもいます。
店を持たずに商品を売っている人たちを見るとインド人の創意工夫(ヒンディー語でjugaad)精神を感じます。(認められて売っているのかどうかは別として。)
また、現代風のものだけでなく、インドらしさがある伝統的なものももちろん手に入れることが出来ます。
ド派手でカラフルなバングル。
インドらしさのある柄バッグ。
可愛い柄の枕カバー。
サリーのお店などなど。
1つ目に紹介したDILLIHAATで買えるものと同じようなものがここサロジニナガールマーケットではかなり安く手に入る場合もあります。
なので、もしまだインドの物価感覚がまだ掴めていないようであれば、こういった現地人向けマーケットに行って金額をある程度サーチしてからDILLIHAATなどの観光客向けマーケットなどに行くのも1つの手ですね。
ここで、サロジニナガールマーケットでの私の購入品。
サングラス(300ルピー)、ピアス1セット(20ルピー)でした。
なんでも揃う「Lajpat Nagarマーケット」
Lajpat Nagar マーケットはメトロのピンクラインとバイオレットラインが通る「Lajpat Nagar」駅が最寄りです。
今まで紹介したマーケットもなんでも揃いますが、ここLajpat Nagarマーケットはもっともっとなんでも揃います!!
バッグや服やアクセサリーにとどまらず、
ヘナ屋さんや、
インドらしい柄の生地のメートル売りや、
何に使うか目的はなくても買いたくなっちゃうような色鮮やかでキラキラなリボンテープまで!!創作意欲を掻き立たさられるようなものまで揃っています。
また、家具類を取り扱うお店も多く立ち並んでいました。
クッションカバーなどを売るお店や、
木製の家具や絵画などを売るお店などなど。
また、中国企業の日本風デザイン雑貨店のMINISOもありました。
結婚式などのイベントごとで着るような高級服のみを扱う服屋さんや、高級ジュエリーショップも数多く立ち並んでいます。
そしてこのマーケットのいいところは、KFCやドミノピザ、マクドナルドなどの有名飲食店がたくさんあること。インドで日本にもある飲食店を見つけたら、なぜか安心させられます。インド料理に飽きたら、それらの飲食店に頼ればいいので。
もちろんインドの有名ファミリーレストランのBikanervalaやHardiramもあります。
マーケット内に数多く立ち並ぶストリートフードももちろん最高です。
ここで食べたパオパジが最高に美味しかった。
まるで迷路な「Chandni Chowkマーケット」
チャンドニーチョークマーケットはデリーのオールドデリー側にあり、メトロのイエローライン「chandni chowk」駅か「chawri bazar」駅が最寄りとなります。
※日曜日は多くのお店が閉まっているので要注意
私のオススメショッピング方法は、「chandnichowk駅で降りてchawribazar方面に向かって歩く」です。
チャンドニーチョークマーケットは、今までに紹介したマーケットの雰囲気とは全く違います。「現代化したインドの姿」、「観光地化したインドの姿」ではなく、古き良き姿が残ったTHEインドな雰囲気を味わえる場所です。
大通りの道ではたくさんのリキシャが行き交い、ホコリが舞い、道に寝そべる人がいて、、、と言い出したらキリがありません。まさに「混沌とカオス」。
もちろん動物もたくさんいます。
牛で荷物は運ばれ、猿が電線の上を歩くといった光景は日常茶飯事のようです。
そんな混沌とカオスを味わいながらショッピングを楽しみたい方は、間違いなくこのチャンドニーチョークマーケットへ足を運びましょう。
このマーケットはとても大きい範囲にたくさんのお店が立ち並んでいます。
3つの大きなジャンルに分けてみました。(もっと細かくエリア名があるらしいですがわかりやすいようにざっくりと分けました)
khaori baoli••••••主にスパイスなどの食料品が売っているエリア
kinari bazar••••••主にクルティやサリー、結婚式用のドレスやジュエリーなど
リボンテープやパーツなどもこのエリアで見つかります。
ちなみに写真左↑のリボンテープ屋さんは、「BabuRam Parathe Wala」というパラタ屋↓さんの前にありました。
パラタ1枚60ルピー〜と、少し相場よりお高めでしたが何十種類の中からパラタが選べて美味しいのでオススメ。
chowri bazar••••••主に結婚式の招待状カードやドアノブや鍵などのホーム用品
そして、どのエリアも道が入り組んでいて本当に迷路のよう。
グーグルマップでチャンドニーチョークエリアをズームしてみるとこんな感じ。
細かすぎる、、。店が密集していて、人が通れる路地でも地図に表示されていません。
チャンドニーチョークエリアと違うエリアの境目を見れば建物がどのくらい密集しているか一目瞭然です。
なので方向感覚が備わっていないと、自分が今どこにいるのかすぐわからなくなるので要注意。
チャンドニーチョークは1日ではとても周りきれないマーケットですが、庶民の生活が垣間見れ、観光客土産などではない「インドの変わったもの」が見つかる何回いっても飽きない場所です。
ショッピング目的でなくても、ただ歩いているだけでも楽しく、インドの混沌とカオスな雰囲気を味わえます。
以上、インドの首都デリーのオススメショッピングエリア4選でした。